2020年6月度 フィリピン活動報告
皆様こんにちは!
咲くらプロジェクト運営事務局です。
日頃よりご支援いただきありがとうございます。
【お知らせ】
咲くらプロジェクト運営パートナーであるNPO法人アクションのフィリピンでの活動について、NHKシブ5時にて放送されました!
コロナ禍で自宅から出れず仕事ができない状況の方が多い中、
乳幼児を抱えて生活に困窮している貧困地域の方々に、ミルクや栄養剤を配給した活動についてや
弊社も開設に協力させていただいた美容師育成の就労支援施設についてなどが紹介されています。
●NPO法人代表 横田宗さん メッセージ
新型コロナの影響でアクションの支援が必要な子ども達が増えています。
3〜5月の未成年に対する性的虐待件数も昨年比260%という状況です。経済的困難から育児放棄や精神的・身体的虐待も増加しています。
支援が必要な子ども達は増えている一方で景気後退により集まるお金は減っています。日本国内で活動するNPOも同じ状況だと思います。
多くの企業と同じようにNPO/NGOも正念場を迎えています。
国や自治体の手が届かない場所を支えるには皆さんの支援が必要です。
皆さんが社会的課題だと感じている分野で活動している団体へ、ぜひご協力お願いします。
ぜひご覧ください!
【ご報告】
フィリピンでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によるコミュニティ隔離政策が徐々に緩和の方向へと向かっていますが、
依然として感染者も発生しており、多くの市民が未だ制限のある生活のなかで暮らしています。
このようなコロナ禍のもとでも実施できる活動として、オンラインでのトレーニングの実施や
通常活動の再開に向けての調整を行なっております。
下記が具体的な 6 月の活動報告及び今後の計画となります。
●6 月の活動内容(マニラ首都圏及びオロンガポ)
【オロンガポ】
学校ベースでのセラピスト養成トレーニングは、現在学校自体が休校となっているため実施を見送っています。
しかしながら、再開ができる状態になり次第、速やかに活動が再開できるように準備を進めております。
また今年度は、昨年度の2校に加え、サンバレス州カステリヤホス町にある高校とも提携し、
活動を広げていきたいと計画しております。6 月には、提携予定である高校との提携承諾のための調整を行いました。
【マニラ首都圏及びオロンガポ共通】
コミュニティベースでの活動におきましては、現在マニラ首都圏及びオロンガポ共に、
Face to Face の活動が禁止されているため、通常の養成トレーニングの実施を見送っております。
Face to Face の活動ができない状況のなか、本事業の養成トレーニングの卒業生を対象とした
オンラインでの上級者向けトレーニングの実施準備を進めております。
現在、卒業生に同トレーニングのアナウンスをし、参加者の募集を行なっております。
また、通常トレーニングで使用する教材(ハンドアウト及びビデオ教材)の改訂作業も行なっております。
教材改訂に関しては、セラピスト養成トレーニングの講師の方と協力をして改訂に取り組んでいます。
改訂教材は 7 月内の完成を目指して、現在作業を進めております。
●7 月の活動計画について(マニラ首都圏及びオロンガポ)
【オロンガポ】
新規のパートナー高校とのパートナー締結に向けた調整を行います。」
また、今年度の高校でのセラピスト養成トレーニングのレッスン計画の作成を進めていきます。
【マニラ首都圏及びオロンガポ共通】
現在取り組んでいる通常トレーニング用教材(ハンドアウト及びビデオ教材)の改訂作業を 7 月も引き続き行う予定です。
また、オンラインでの上級者向けトレーニング用のカリキュラムと教材の開発のためのワークショップの実施も予定しております。
●2020 年 6 月時点での卒業生、就職者の人数
*4月〜6 月はコロナ禍によりトレーニングが実施できていないため3月までの人数をご報告いたします。
【卒業生数】
マニラ(1 期〜19 期):285 名(女 213:男 72)
オロンガポ(1 期〜14 期):192 名(女 139:男 53)
オロンガポ(School based 1 期〜3 期):47 名(女 30:男 17)
【就職者数】(※2020 年 3 月末現在で把握できている人数)
マニラ(1 期〜19 期):58 名(スパへの就職:11 名、フリーランス:47 名)
オロンガポ(1 期〜14 期):79 名(スパへの就職:43 名、フリーランス:36 名)
現在もコロナ禍の状況は続いております。
本事業におきましても、受益者及びスタッフの健康と安全に細心の注意を払いながら、活動に取り組んでいきます。
7 月以降も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。