フィリピン視察!レポート1 –マニラ1期生・オロンガポ3期生が卒業–
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咲くらプロジェクト運営事務局です。
8/3(水)より、Sakura PJTの視察として、フィリピンへ行き、
マニラ・オロンガポ、2都市のセラピスト養成講座、卒業式に参加しました。
[今回の卒業生]
マニラ:9名
オロンガポ:9名
2つの卒業式に参加し、改めて、このプロジェクトの意義を再確認いたしました。
まず、このプロジェクトを通じて得た技術を、
「家族の癒やしに使っていきたい」や「仕事として活かしていきたい(ある人は、セラピストとして韓国へ出稼ぎに行くそうです)」
と今後に活かしていこうと考えている方が多くいました。
また、このプロジェクトに参加することで、一緒にスクールに通う仲間やアクションさんという「拠り所」をつくることができていました。
このプロジェクトに参加される方の生活は、決して裕福とはいえませんので、これから困難が立ちはだかることもあるかと思います。
しかし、卒業式でスタッフや生徒同士で話している姿を見ると、もし、何かしらの困難があった場合にも、助けを求められる人を、
このプロジェクトを通じて、増やすことができたのだと感じました。
印象的だったのは、生徒全員が、アクションさん、行政、そしてリジョブへの「感謝」を強く話していたことです。
オロンガポでは、耳が聞こえない生徒も通っていたのですが、わざわざ自分の想いをメモに書いて、私達に渡してくれました。
この様子を見て、改めて、このプロジェクトの意義を再確認しました。
ここまで、このプロジェクトの意義についてお話させていただきましたが、もちろん、まだまだ課題も多くあります。
大きな課題の1つは「このプロジェクト卒業後、卒業生を上手く仕事につなげられていない」という点です。
そこで、卒業式翌日、このプロジェクトに関するミーティングを
現地パートナーであるアクションさんと合同で開催。
その結果、今後は、大きく下記2点により、上記課題を解決していきます。
①卒業生が国家試験を受けるために、TESDAの承認を受ける
②卒業式で就業への機会を用意する
①に関しまして、フィリピンには、マッサージの国家資格があります。
資格がなくても、マッサージ店で働くことはできるのですが、
大手マッサージ店や高級マッサージ店では、国家資格がないと働けないことも多々あります。
そのため、卒業生が国家資格を取れるようにしていきたいと考えています。
ただ、そのためには、私達の講座自体がTESDAという国家機関に認められることが必要となります。
したがって、TESDAの承認を受けられるよう、このプロジェクトでも動いていきます。
また、②に関しまして、卒業式に企業様をお招きし、
マッサージのデモンストレーションを見てもらい、卒業~就業の流れをスムーズにしていきたいと考えています。
そのために、これから、フィリピンのマッサージ店やスパを経営している企業様とのつながりの構築をしていく予定です。
どちらとも、容易なことではありませんが、1つ1つ改善を重ねていくことで、
より「生徒達全員の生活を豊かにするプロジェクト」にしていきます。
今後とも、応援をよろしくお願いいたします!
「レポート2」では、現地の様子をレポートしています。
引き続き、ぜひ、ご覧ください!
咲くらプロジェクト運営事務局