セラピスト養成講座、最年少のManilynの想い。
皆様こんにちは。
咲くらプロジェクト運営事務局です。
咲くらプロジェクトでは、皆様のご支援金をもとに、
フィリピンマニラ首都圏とオロンガポ市にて、定期的にセラピスト養成講座を開講しています。
フィリピンの貧困層の子供たちは、小さい頃から一人の働き手として日々の生活を送っています。
その為、仕事の忙しさから学校に通えなくなったり、授業についていけない、教材費などが払えないなどで
小学校中退、中学校中退のような子供たちの割合が非常に多いのが現状です。
小学校で68%、中学校では50%の中退率と言われています。
フィリピンでは、日本の「中学校卒業」までは義務教育となっています。
私たち日本人は、中学校卒業までは当たり前のように卒業することが保障されています。
しかしフィリピンでは、家庭の事情でその保障を受けることができない子供たちが、まだ沢山いるのです。
それゆえ、安定した定職につけず、賃金の低さから負のスパイラルが生まれます。ここから抜け出すのはとても大変です。
咲くらプロジェクトは、一人でも多くの方に技術を学ぶチャンスを作り、
セラピスト技術を身につけ卒業することで、学ぶことを成し遂げたという自信をつけてもらうことはもちろん、
より良い生活のため、セラピストとして自立できるよう支援していきます。
今回は咲くらプロジェクト養成講座受講の最年少のManilynの講座参加に対する想いを紹介させていただきます。
咲くらプロジェクト開始以来、最年少のManilyn 。
現在、学校に通っています。
Manilynは今年4月より3期生の講座が始まって以来、積極的に授業に出席し、とても熱心に受講を続けました。
彼女が咲くらプロジェクトに参加した理由は、彼女のお父さんの収入が少なく、
家族を支えていくにはとても厳しい状況にあるためです。
Manilynはここでしっかりした技術を身に付け、学校に通う時間以外をセラピストとして働きたいと考えています。
彼女にとっての今一番の夢は、自分自身の収入で家族の養うことなのだそうです!
家族想いですね。
あどけない笑顔がとても可愛らしいManilynですが、若いながらも自分の人生に対する目標を明確に持ち、
それに向かって精一杯生きています。
彼女は、絵を描くことにとても興味があり、自身の才能を突き詰めていきたいという想いもあります。
私たち咲くらプロジェクトと、現地にて支援を行っているチカラプロジェクトでは、
彼女の学びをサポートしながらセラピストへの道を支援していきます。
また、私たちはManilynの成功をサポートすることで、彼女だけではなく
彼女の両親や兄弟姉妹にも、希望や可能性を信じる力を伝えること、心の豊かさを広げることを目的に活動を推進してまいります。
今後も、応援をよろしくおねがいいたします。
咲くらプロジェクト 運営事務局
※参考資料:自治体国際化フォーラムHP