2019年9月度 フィリピン活動報告
ご支援者の皆様こんにちは!
咲くらプロジェクト運営事務局です!
今月も現地から成果報告いただいておりますのでご報告させていただきます!
とその前に、嬉しいニュースを一つお届けします!
咲くらプロジェクトの活動ではありませんが、フィリピンの首都マニラの貧困地区で暮らす子どもたちが無償で通えるファッションスクールを設立する計画が進んでいるそうです!
モデルやヘアメークを通して社会貢献できる人材育成を目的としたスクール、「coxco Lab(ココラボ)」を2020年9月開校するという企画です。
企画に携わっているのは、関西圏の大学生ら約20人でつくるNPO法人「DEAR ME」など。
「DEAR ME」は神戸女学院大(兵庫県西宮市)に通っていた西側愛弓さん(24)が15年に設立し、フィリピンで貧困層の子どもをモデルにしたファッションショーに取り組んでいるそうです。
職種は違えど咲くらプロジェクトと近しい活動をされているのを見ると何だか親近感も湧き嬉しい気持ちになりますね♪
ニュースソース
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1005/kyo_191005_3009521586.html
それでは改めて咲くらプロジェクトの9月度のご報告をさせていただきます!!
●活動内容のご報告
◆マニラ(17期生)
9月からNovaliches高校での17期生のトレーニングが始まりました。
17期生のトレー ニングは1ヶ月の短期間で行われ、9月で23セッションのトレーニングが実施されました。
参加者はまずマッサージの基本的な知識(歴史や定義等)、皮膚や骨格系、筋肉系についての説明、適切なドレーピングの手順、お客様へのコンサルテーション等マッサージの基礎を学んだ後、スウェディッシュマッサージの一連の流れを学び、実技練習を行いました。
2週目~3週目にかけては、指圧マッサージ、リフレクソロジー、座った状態でのマッサ ージのトレーニングが行われ、参加者は講師による実演を見ながら一連の流れを学び、それぞれの違いや特徴についても学びを深めました。
また実技練習と並行しながら、講師は正しい姿勢でマッサージを行うこと、不適切な姿勢でマッサージを行った場合どのような 影響が出るか等についての説明も行いました。4週目は実技の習得に不安を感じている参加者に向けて、実技トレーニングの総復習が行われ、スウェディッシュマッサージ、指圧マッサージ、リフレクソロジー、座った状態でのマッサージの実技練習に取り組みました。
またバイタルサインの測定方法も学びました。
5週目、9月最後のトレーニングでは10月の最終評価に向けて復習が行われ、参加者は主にスウェディッシュマッサージの一連の流れや動きを確認しました。
最終評価は2019年10月2日に実施される予定で、合計 14 名の学生が最終評価に参加予定です。
◆マニラ(18 期生)
Lagro高校での18期生のトレーニングは、9月8日からスタートしました。
9月前半のトレーニングではマッサージの基礎に関する講義が行われました。
参加者はマッサージの定義や歴史、種類や利点、解剖学と生理学、外皮系、筋肉系、優れたマッサージの原則等について説明を受けたほか、適切なベッドのセットアップも講師の実演を見ながら学びました。
3週目からは実技練習に入り、参加者は正しいドレーピングの手順や全身のスウェディッ シュマッサージの一連の動きを学び、ペアを組んで実技練習も開始しました。
Batasan Hills National 高校で実施予定の19期生のトレーニングは、高校との調整の結果10月5日(土)よりトレーニングが開始されることになりました。10月の報告書にて活動の様子をご報告させていただきます。
◆オロンガポ【Community Based】14期生
オロンガポ14期生のオリエンテーションが9月14日に行われ、14期生のトレーニングが始まりました。
14期生の参加者は、当会のパートナー団体で、バタアン州で貧困層へ の支援活動を行っている現地NGO「Alliance for Children and Community Transformation」の受益者です。
参加者の人数は25名を予定していましたが、家庭の事情や仕事の都合等が あり人数に変動が見られ、オリエンテーションには13名が参加しました。
オリエンテーションでは、アクションのスタッフから「癒しのチカラ」やプログラム全体のスケジュール等の説明を受けた後に講師が紹介され、早速初回の講座が始まりました。
講師はマッサージの定義や歴史、マッサージの種類、5つの基本動作とそのバリエーション、 マッサージに関連する法律や倫理規定、セラピストの責務、マッサージ中の安全とセキュ リティ対策など、マッサージの基礎に関する講義を行いました。
2回目のトレーニングでは初回の講座内容を簡単に復習した後、人体解剖学、骨格系および筋肉系、身体の危険部位等について学びました。
特に身体の危険部位は、施術の際に避けるべき場所なので、実技練習に入る前にしっかりと学ぶことが大切です。
講師はまた、 マッサージの物理的および心理的効果についても説明し、その後マッサージの5つ基本動作を実演してみせました。
9月最後のトレーニングでは、参加者の理解を深める為、講師は筋肉系と骨格系に関するビデオを見せ補足の説明を入れました。
また、バイタルサインの測定方法や器具の使い方も説明し、参加者は参加者同士でペアをつくり、バイタルサインの測定の実技練習に取り組みました。
最後に、講師はスウェディッシュマッサージの一連の流れを実演しながら、 それぞれの動きの利点等についても説明しました。
10月のトレーニングから、参加者自身の実技練習が始まる予定です。
講師が参加者にトレーニングに期待することを尋ねたところ、マッサージの技術や知識を学ぶことで、マッサージセラピストとして収入を得られるようになりたいという声が多く挙がりました。
こどもがいる参加者が多く、育児や家事と両立しながらのトレーニング となるため、講師も参加者がなるべく楽しく学べる環境をつくることを心がけています。
●2019 年 9 月までの卒業生、就職者の人数
【卒業生数】
マニラ(1 期~16 期):216 名(女 170:男 46)
オロンガポ(1 期~13 期):180 名(女 128:男 52)
【就職者数】(※2019 年 9 月末現在で把握できている人数)
マニラ(1 期~13 期,15 期):62 名(スパへの就職:15 名、フリーランス:47 名)
オロンガポ(1 期~9 期):58 名(スパへの就職:13 名、フリーランス:45 名)
以上、フィリピンからのご報告でした!
いつもご支援いただき有難うございます!
今後共咲くらプロジェクトの応援をよろしくお願い致します!!