咲くらプロジェクト~セラピストイベント in Philippine~開催致しました!
皆様こんにちは!
咲くらプロジェクト運営事務局でございます。
前回の6月度の活動報告でお伝えさせていただいておりました、
7/9~11まで、フィリピンのRCBC PLAZAで3日間無料でセラピストさんのマッサージを体験して頂くイベントを行いました!
3日間で当初想定していた予定人数を大幅に超える、約450名の方々にご来場いただきました!!
*6月度の活動報告はこちら(https://sakura.rejob.co.jp/news/201807132174)
このイベントの目的は、咲くらプロジェクトの卒業生の就業機会につなげること。
弊社では、企業様に福利厚生として訪問マッサージサービスを導入していただく事により、
セラピストさんの雇用創出を行うビジネスモデルを展開しております。
このイベントを通してセラピストさんがどのように成長したのか、私たちが彼らから何を学んだのか、イベントレポートと共にお伝えさせて頂きます。
◆3日間のイベントそれぞれの気付きについて
【1日目】セラピストさんの頑張りとうれし涙
この3ヶ月、セラピストさんはトレーニングを重ね、その集大成でもあるイベントの初日ということもあり、
さまざまな不安がありましたが、いざイベントが始まると、予想を超える方々にご来場いただき、休憩時間を確保するのがやっとというほどの大盛況でした!
セラピストさんも1日中、手を痛めながらお客様を施術していただき、本当に頑張って頂きました。
一日の終わりに何気なくチップを全員で数えたところ予想以上のチップが集まっており、驚きと嬉しさの余り、
セラピストさんやローカルスタッフ共に涙を流しておりました。
いただいたチップはフィリピンの1人の平均日給と概ね同じだったのですが、私たちからするとそれほど高給に感じない金額でも、
彼らにとってはどれほど高給なのか、ということを初めて知りました。
※セラピストさん全員集合!
【2日目】文化の違いに衝撃
フィリピンでは交通手段のほとんどはタクシーか自家用車になるのですが、通勤ラッシュの際は激しい渋滞となります。
そのため、15分程の遅刻はバッファーになっているそうです。これは彼らの文化なのかも知れませんが、
私たちは彼らに技術力・接客力という「質」にこだわったセラピストになって欲しいと思っています。
そのために、プロとして仕事をする上で、「時間を守る」ということはお客様にも信頼していただける武器にもなりますし、
働ける場所があるということに感謝をしていれば、必然的に遅刻もしなくなるということを彼らに口すっぱく伝えました。
日本では当たり前の事がフィリピンでは当たり前ではない、ということに衝撃を受けた2日目でした。
※2日目の様子。ここから徐々に、プロ意識が芽生えていきます。
【3日目】チームみんなで目標達成した喜び!
初日は「集客目標達成をする」という意識が全くなかった彼らですが、
朝礼・夕礼でなぜこの目標を追いかけるのか、なぜこのイベントがあるのか、どういうイベントにしたいのか、
その都度彼らに伝えた結果、3日目には「共に目標を追いかけている」という意識を持っていただき、
手が空いたら自発的に集客をしたりと、仕事に対する責任感も持っていただけるようになりました。
達成するたびに共に喜び合い、チームで仕事をする楽しさ、
しんどい事を皆で支えあって乗り越える楽しさも感じていただけたのではないかと思います。
※3日を乗り切って笑顔のセラピストさん達。
◆イベントを終えて、彼らに根付いた「プロ意識」とは?
今回施術していただいた方々は、リラクゼーションコンテストinフィリピンで優勝されたNeryさんを除いて、
6名の方はセラピスト養成講座を卒業されたばかりの「セラピストの卵」の方々でした。
なので、初めは疲れが態度にでてしまったり、休憩を取ると時間通りに戻ってこなかったりと
「プロのセラピストとしてお客様をお迎えしている」という意識が足りませんでした。
しかし、彼らに「プロとして仕事をしているわけで、プロとしてお客様の前に立つ以上、いくら疲れていても態度に出してはいけないし、お客様にも伝わってしまう。
遅刻も、遅刻をするのが当たり前ではない。そうしたことを防ぐ方法は幾らでもあるし、一緒に考えよう。
私たちも本気であなたたちの雇用のチャンスを見つけるために本気で頑張っている。」と伝えると、3日目には時間を守ったり、
空き時間には自ら集客をしたりと自発的に動いて頂けるようになりました。
彼らが全力で頑張って、それに応えるようにチップをお客様から頂く。。
恐らく彼らにとって「頑張って働く」ということがどういうことか分からなかったのではないかと思います。
それがこの3日間を通して「頑張って働く」そしてそれがチップというカタチで「価値」として返ってくる
ということに気づいていただいたことが、この3日間で「プロ意識」とはどういうことかを学ぶことに繋がり、今
後プロとして働く心構えができたのではないかと思います。
私たちも本気でセラピストさんたちと向き合い、彼らの技術という価値をいかに上げることができるか、どのように伝えると私たちの想いが伝わるのか、試行錯誤する3日間でもありました。
伝え方一つで自分の想いが伝わるということを当たり前のことではありますが、改めて学びました。
その結果として、言語の壁を超えてチーム一丸となりイベント、そしてお客様と向き合うことができました。
※3日間のイベント終了後。お疲れさまでした!!
このイベントを通して、大手スパやリラクゼーションサロン様からも興味をもって頂き実あるイベントとなりました。
私たちがこうしたセラピストさんの就業に「きっかけ」つくりに貢献できていると肌で感じれたことが本当に嬉しかったです。
この様なイベントを開催できましたのも、日ごろより支えてくださっている皆様のお蔭様と感謝しております。
今後も、咲くらプロジェクトの応援を宜しくお願い致します。