★卒業生レポート(オロンガポ4期生)
皆さんこんにちは。
いつも咲くらプロジェクトを応援していただき、ありがとうございます。
咲くらプロジェクトは、皆様のご支援のもと
フィリピンマニラ首都圏とオロンガポ市の2都市で、貧困層や孤児の方々に向けて
セラピスト養成講座を定期的に開講しています。
フィリピンの貧困層の方々が、日本の素晴らしい美容技術を学ぶことで
より豊かな生活が送れるよう、
2015年4月より株式会社リジョブのCSV事業として支援を実施しております。
●オロンガポスタジオ受講風景
本日はオロンガポ市のセラピスト養成講座を卒業したマーロンさん(39歳)についてレポートします。
●マーロンさん39歳
マーロンさんは咲くらプロジェクトのセラピスト養成講座を受講し、
セラピストとして新たな道を切り開いた一人です。
彼はコンピュータ技術の大学を卒業しましたが、学んだことを生かせる職につけず、
4年間ファーストフードチェーン店で長時間働き続けました。
その後は3年間を代理店のレジャー担当として働き、
2004年から2013年の9年間をサウジアラビアでメンテナンス工として働きましたが、
長期間、家族と離れて暮らしていた為、仕事を辞め家族のもとに帰ることにしたのです。
オロンガポに戻ってきたマーロンさんですが、数年間は失業状態が続きました。
せっかく家族のもとに帰ってきたのに、自国では仕事に就くことが出来ないという厳しい状況です。
やがて、オロンガポ市が提供する1年間のスウェーデン式マッサージを受講する機会
(日本でいう職業訓練校のような場所)を得て、
咲くらプロジェクトが主催するセラピスト養成講座にも積極的に参加、
現在は地元のSPAで職を得て、セラピストとして働き続けています。
フィリピンでは10人に一人が海外で働いていると言われています。
しかし、家族と離れて暮らすのは、どの国の人々にとっても辛いものです。
自分の生まれ育った国で職を得て、家族と安定した生活ができることは、
どれだけ素晴らしいことでしょう。
今、彼は夕方のPM15:30~AM0:30まで、奥さんに4人の子供たちの世話を任せている間、
SPAに来るお客様を心からもてなし、施術を行っています。
人々を癒すセラピストという職業を心から喜び楽しんで仕事に就いているそうです。
咲くらプロジェクトは、フィリピンの方々が心豊かに生活が出来るよう、
これからも支援を続けて参ります。
引き続き、どうぞご支援をよろしくお願い申し上げます。
*咲くらプロジェクト*