4月度 フィリピン活動報告
皆様こんにちは!
いつもブログをご覧頂き、誠に有難うございます!
フィリピンより 2018年4月度の活動報告をさせて頂きます。
【活動内容のご報告】
●マニラ(9期生)
4 月の 9 期生は最終評価、そして卒業に向けてトレーニングに取り組みました。
参加者はこれまで学んで きたトピックに関する筆記試験を受けた後、スウェディッシュマッサージの実技試験に臨 みました。
また、この日はケソン市にある Mont Albo Spa にて店舗研修も行われ、参加者 はスパでの実際の仕事の様子を見学すると共に、
スパで働くことについてのオリエンテー ションや、対応が難しいお客様への対処法についての説明も聞くことが出来ました。
そして、 4 月 26 日にチカラスタジオで卒業式が開かれ、最終評価を受けた 9 期生 10 名全 員が卒業を迎えました。
【講義内容詳細】
・フィリピンの伝統的なマッサージについての講義
(タガログ語で押す、擦る、絞るといった意味の“Haplos”,”Hagod”,”Pindot”, “Pisil”, “Piga”)のテクニック
・カッピング、ベントーサに ついての講義
(*カップのようなものを身体につけて、カップの中の空気を抜いて気圧をさげ、身体の中の老廃物を表に吐き出すもの。
血の流れが悪い場所にカッピングを施すことで、血の流れをよくする)
・バナナの葉やキャンドル、オイル、カップを使ったマッサージの実技練習
・指圧マッサージやスウェディッシュマッサージの 実技練習、復習
・マッサージの歴史や定義、 利点や効果についての復習
●マニラ(10期生)
4 月からマニラ 10 期生のトレーニングが始まり、10 期生は全部で 14 名(男 2:女 12)が トレーニングへの参加に興味を示しました。
最初のオリエンテーションでは、アクションスタッフからトレーニングやチカラプロジェクト、癒しのチカラに関する概要説明、トレーニングルールや規則についての
説明を行った後に、講師を紹介しました。
その後、実際の講義・トレーニングが始まりました。
【講義内容詳細】
・マッサージの歴史や定義、種類、利点と効果、そして禁忌についての講義
・5つの基本動作(軽擦法、揉捏法、叩打、摩擦、振動)についての講義
・骨格系や筋肉系を含む生理学、解剖学についての講義
●オロンガポ(8期生)
3 月のトレーニングを復習した後、指圧マッサージに 関するトレーニングが始まりました。
お客様とのコミュニケーションに関する講義や実技練習も行われました。
参加者は意欲的に実技練習に取り組ん でおり、トレーニングを通じて新たなテクニックを習得することにも強い興味を示してい ます。
ただ、実技練習中も話を続けてしまう参加者が数名見られ、講師は指導の難しさも 感じています。
そこで講師は、スパで働くことになった場合、施術中良い雰囲気を維持す る必要があること、そしてそうした雰囲気を維持する方法を学ぶためにも、実技の練習中 は大声で話をしないことを、参加者にリマインドしました。
4月は学校が夏休みに入ったこともあり、施設に入所しているこども達は施設内でのアク ティビティや行事に参加しなくてはならず、トレーニングを欠席することが何度かありました。
講師は施設のこども達が出席できなかった回のトレーニング内容を、後日個別に指導する等して対応しています。
【講義内容詳細】
・バイタルサインの 測り方やスウェディッシュマッサージの一連の流れ
(*バイタルサイン:生命に危険が迫っているのかどうかを判断する指標)
(*スウェディッシュマッサージ:オイルトリートメントで「アロママッサージ」の原型)
・問診表を使ったお客様へのコンサルテーション
・指圧マッサー ジの意義や目的、重要性についての講義
・指圧マッサージの実技練習
以上、フィリピンからでした!
引き続き、咲くらプロジェクトの応援、よろしくお願い致します!