視察後記:フィリピン・オロンガポ市でホームステイ。
前回フィリピン出張へ行ってから約3週間が経過しました。
9月30日〜10月4日で向かったフィリピン視察を振り返り、
現地の貧困層の状況などを記してみたいと思います。
とくに印象的だったのが、マニラから車を約3時間半走らせた
オロンガポ市でのホームステイです。
普段、日本での生活に慣れている私たちにとって、
トタン屋根でシャワーのない集落は別世界に来たように感じます。
1つの家庭に4~6名ほどの子どもたちがいるのは当たり前。
キッチンはなく共同キッチンで、もちろん衣食住、全て一つの空間で暮らしています。
お風呂やトイレがあるお家はほとんどありません。
こちらのご家庭には2段ベットが。
(すごく親切にしていただき、こちらの2階部分で寝かせていただきました。)
電気は通っていて、テレビもありました。
机はないので、木の長いすの上にご飯を並べてみんなで食べました。
子どもたちの中で「アナと雪の女王」が流行っているようで
みんなで本を読んだり、歌ったり。
私たちには懐かしい、ゴム跳びをなんかをしてみんなで遊んでいました。
貧困でありながらも、日々力強く、毎日笑顔を絶やさずに生きている子供たちから、
たくさんの学びを得た経験となりました。
【ホームステイを経験して】
今回のホームステイの経験から
この子どもたちの能力や才能を少しでも活かせる機会を作るお手伝いをしたいと強く思いました。
日本にいれば、あらゆる機会が親から与えられ、その環境は国が与えています。
やりたいことをやれる機会も多いですし、チャレンジ・チャンスの場が与えられます。
しかし、ここオロンガポには、そのチャンスが用意されていません。
今回、咲くらプロジェクトでは1期生の終了式を迎えましたが
まだまだスタートしたばかりで、ここから先何ができるかが大きな課題となります。
少しでも子どもたちに「機会(チャンス)」を与えることができる場を
提供できるように、プロジェクトを推進してまいります。
咲くらプロジェクト 運営事務局